Dancing Crew JADE~JADESTYLE 2008公演に向けて~

Dancing Crew JADEは、塾生ならば一度は聞いたことがあるダンスサークルである。およそ150人が所属する大規模なそのサークルの印象を尋ねると、「かっこいい」から「練習が厳しそう」など様々だ。しかし、実際にどのような練習をし、どんなイベントをしているのかは意外と知られていない。今回は、2週間後に迫った公演の練習期間中に、実際のJADERと言われるサークル員にインタビューを行って、JADEの実態に迫ってみた。
Dancing Crew JADE とは?
Dancing Crew JADE(以下JADE)はどのようなサークルなのだろうか。塾内では知名度が高いサークルではあるが、その活動内容は謎に包まれている。観る者をダンスで魅了し続ける、今年で16回公演を行う、歴史あるダンスサークルを分析してみよう。
■年3回のイベント
JADEは6月のダンスパーティ、11月の三田祭、3月の公演と大きなイベントが年に3回あるのが特徴的である。練習は、それぞれのイベントの1ヶ月 ~1ヶ月半前から集中的に行われる。それ以外は自主練期間にあたり、決まった練習はなされない。
練習期間では、学校がある間は、平日の18-21時、土日 は9-21時の自分が出る曲の練習に参加する形式だ。一見、厳しそうな印象だが、自分で応募曲数を調節できるので、自分のライフスタイルに合わせ、サーク ルと趣味や勉強を上手く両立させている人も多い。基本的にダンスが大好きな人たちが集まっているので、公演練習期間中、多い人では一日10~12時間踊る ことがあっても苦にすることはなく、更なるダンスの魅力に引き込まれて、技術を磨いたり、音との一体感を大切にしたり、心の底から楽しんでいる。
■曲はどのようにして出来上がるのか?
3つのイベントでは個性豊かな曲を見ることができる。その曲はどのようにして完成していくのだろうか。
それぞれの曲は応募制になっていて、曲や構成、振り、衣装のコンセプトなど全てを手がける曲責と呼ばれる人が、総会で「今回はこのような曲を作る」という プレゼンを、まず行う。その後JADERが応募し、定員が多ければオーディションが行われ、正規のメンバーが決定する。その曲責の下で、練習を行い、曲を 仕上げていく。曲責も応募制で、実力者やエンターティメント性の優れた人物などが選ばれる。こうして様々なジャンルの個性豊かな曲が仕上がっていく。
JADEの特徴として、多ジャンルができるということが挙げられる。HIPHOP、JAZZ、HOUSE、LOCK、PANKING、POP、 BREAK、TRANCEなど様々なジャンルがあり、それぞれに突出した技術者がいるので、クオリティが高い。特別にコーチなどは呼んでいないが、それぞ れのジャンルで、ダンススクールなどで得た技などを後輩に伝えたりしながら、自分たちなりの「かっこいいダンス」を追求している。
公演に向けて
今回は、3つのイベントの中でも最も規模が大きい公演の練習期間中に取材し、執行部として公演を手がける総指揮の利光健一さん(法政2年)と副指揮の山下有佳子さん(法政2年)にお話を伺った。
公演の他の2つのイベントとは違った特色は何ですか?
公演は3月に行われるため、4年生を送り出す場でもあり、2年生の執行部が1年をかけて作り上げていくものであることが他の2つのイベントは大きく異なる 点だと思います。一番初めに、指揮班という各班の動きを把握しながら、執行部としての方向性を示したり、先輩や後輩とのコミュニケーションを図るための窓 口になる班が3月の終わりに決まり、その後5つの班が決まりました。
執行部の活動とは?
指揮班以外の5つの班は、プロデュース班、広報班、イベント班、協賛班、会計班です。プロデュース班は、テーマ決めから演出などを手がけ、要の班と言えま す。広報班は公演の知名度を上げるために活動し、今年はブログに力を入れています。ブログには、You Tubeにアップしたダンパや三田祭、公演の動画を貼り付けたり、ネット上でもチケット販売を行っています!イベント班はダンスイベントを企画し、公演の 広報と資金集めをしました。協賛班は、協賛企業を集め、会計班はその名の通り、収入と支出を把握し、チケットの管理をしています。それぞれ、組織として形 が整っていて、精力的に活動し、より良い公演を作るために団結しています。
今年のテーマについて
公演は毎年テーマが決められています。ここ数年は、GAME、CROSS、CHAINときましたが、今年のテーマはTAXIです。なぜTAXIにしたかと言うと、それ自体の特性を生かしたものをダンスで表現したいと考えたからです。
TAXIから見える風景を表現したり、TAXIに乗っている間だけでしか気付かないことに気付くことができたり・・ダンスで魅せるだけでなく、TAXIと いうテーマを通して見えてくるものを伝えたいと考えています。例えば、観に来てくれたお客さんが、「最近子供の面倒を見ていなかったなー。」とか、公演を 通して、普段の生活で見落としていたものに気付いたり、何かしらお客さんに感じ取ってもらいたいです。そうした裏のメッセージに気付き、一つでもポケット に入れて持ち帰ってくれれば良いなと思います。
今年の公演の見所は?
公演では、ステージならではの華やかさを表現できると思います。クラブイベントとは違って、しっかりと座席があり、スクリーンがある特性を生かし、特にエンターティメント性に力を入れているので、それを観て楽しんで頂けたら良いなと思います。
また、お客さんを主役とすることを重視し、お客さんとダンサーの一体感を実感できるように工夫を凝らしています。参加型と言っても色んな意味があると思い ますが、スクリーンをタクシーの車窓の形にしたり、お客さん=運転手とすることによって、臨場感を持って公演を観られるように、お客さんが最後まで飽きな いような工夫がなされているので、期待してほしいです。
一年かけて作り上げてきた公演まで残りわずかですが、残りの練習期間もより良いものに仕上がるように全力を尽くしていくので、ぜひ公演に足を運んでください!!
ありがとうございました。

