塾生インタビュー # 61-4 [10/11/20]

Keio Venus Award(Girls Social Movement)2010候補 松本ジェニファーさん(法政3年)

1パッと見た時、彼女の第一印象はどんなものだったろう。
おそらく、「チャラい」、「モテる」、「遊んでそう」などなどに違いない。
だけどもそれらは半分正解、半分間違い。
実は彼女はアムネスティインターナショナルでユース代表という恐ろしい経歴の持ち主なのだ!
真面目さと笑いを兼ね備えた驚異の女性、「松本ジェニファー茉侑」。
日本人の血も引く彼女をその目でしっかとご堪能あれ。

―始めの質問としては変なのですが、待ち合わせる時に「校舎の位置が分からない」と言われてましたよね?(笑)普段大学にどれだけ来てないんですか?

ほとんど来れてないですねー。もったいないですよね。あ、でも学費は自分で払っていますよ!奨学金を使ってだけど(笑)。

―ちなみに、普段はどんな活動をしているのですか?

今日は雑誌のモデルの仕事を二つ受けてきました。少し前まではavexに在籍していて、歌を練習していました。あとはバイトをかけもったり、アムネスティインターナショナル(※)でボランティアをやったりしてます。

※アムネスティインターナショナル…人権侵害の防止を目指し、世界中で活躍する市民団体。1977年にノーベル平和賞を受賞。

―本当ですか!インタビュー序盤でここまで驚かされたのは初めてです。それに、アムネスティインターナショナルの名が出てきたのは、失礼ですがイメージとかけ離れていました(尊敬)。
それでは、アムネスティに所属された経緯を教えてもらえますか。

8はい。私が小6の時に「9・11」が起こってそれに衝撃を受けたことをきっかけに中学3年生から二年間アメリカに留学したんですがいとこや祖父には軍人もいたし、アメリカでは「正義のための戦争はあるんだ」という考え方の人が多かったんです。ただ、私自身は、幼い頃から日本で暮らしてきたこともあって、「戦争=悪い」と認識していました。そこで、あらためて「どうして戦争はいけないんだろう」って考えた時に、人の人権を侵しているからだと思ったんです。それで、「人権 ボランティア」と検索した時に一番始めに出てきたのがアムネスティだったんです。それで翌日にはアムネスティの事務所に行って入会の手続きしてました。
わたし単純なんですよ(笑)。
ユース代表になれたのは単にユースが少ないから(笑)。それから、香港などで国際会議をやることになって、英語が出来たからかな。

―かなりの活動家ですね!サークルは何かされてるんですか?

サークルには入ってないんです。先輩が広研にいて、新歓の時に入ろうかとも思ったんですけど、私は大きな団体に属すのが肌に合っていないと感じたんですよね。自分がいなくても全然問題なく動いていく所がどこか物足りないかなって。だから、小さな団体でトップに立つ方が好きですね。
同じことが大学にも言えて、大学は私がいなくても成り立つ。だから私の中で優先順位が下がっちゃうのかもしれないですね(笑)。政治学科って試験勉強だけすれば、何とかなっちゃうことが多いんですよね。

―成績は良い方ですか?

7悪くはー……、悪いかもしれないですね(笑)。だけど、単位はしっかりとってますよ! 
普段は年上の方とお付き合いすることが多くて、最近仲良くして頂いているお姉さん方も、24、5歳で起業をしていたり仕事を頑張っていてとても刺激を受けているんですが、やっぱり実際の社会で学べることがすごく多いなってつくづく思うんです。
それで私自身も会社を経営したいなとか思うようになったんですが、利益を生み出さないといけないことを考えると、まだ明確な方向性が決められないでいます。

―利益を度外視したら、何かやりたいことはあるんですか?

もうそれは、「歌を歌って世界平和に貢献すること」ですね!
でもまぁそんなこと話しててもお母さんとかに「はあ?」って言われるだけだろうけど(笑)。

―「アムネスティインターナショナル所属の歌手」って言えば話題になるのでは?

私たちの間でも一度チャリティーコンサートをやろうっていう企画はあったんですが、私たちの世代でそんなに歌う人間を集めることも出来ないし、スポンサーも必要になってくるしで結局実現出来ていないんですよね。

―それは惜しいですね。
今回コンサートではなく、Keio Venus Award(正式名称:Girls Social Movement)に出場しようと思ったきっかけは何ですか?

EPA(GSMの運営団体)は社会貢献をコンセプトにしているということで、そのメンバーで私自身知り合いだった人に出場するよう誘われたのがきっかけです。
それに、今年から始まったコンテストなので、私の意見も広く聞き入れてくれるし、スタッフの方々も一緒にイベントを作っていこうという雰囲気だったので、やりがいがあると感じたのが大きいです。

―3年生だと就活もあって忙しいですよね? 

6今はほとんどしていないので大丈夫ですけど、民放のアナウンサー試験には一通り申し込みましたね。あるテレビ局(某キー局)では最後の20人まで残って「行ける?!」って少し思っちゃったんですが、そこからが進めなくて。他も3次くらいで大体落とされるものだから疲れちゃって、もうちょっと就活は休憩です(笑)。

―NHKっていう道は考えなかったんですか?

あー、NHKね!
正直なところ、私はもともと「歌のお姉さん」になりたかったんですよ!本当に!
ただ、小学一年生くらいの時にそのことをお母さんに話したら、「無理だよ」って一蹴されて!
どうしてって聞いたら、「だって、あんたハーフだからNHKに入ったら『おかあさんといっしょ』じゃなくて、『英語であそぼ』に回されるよ」って言われたんです(笑)。
そこで「確かに!」って思っちゃったから、私の夢は小さな子供の段階で完全に途絶えちゃいました。

―確かにお母さん、子供に対しては的確すぎるコメントですね(笑)。 それでは話を戻して、ジェニファーさん自身のコンテストテーマについて教えて下さい。

テーマは「心のバリアフリー」で、障害や病気を持った子供を応援しています。
このテーマを選んだのは、私は「障害」というものを「障害」と意識する社会がそもそも不自然なんじゃないかと感じたからです。アメリカにいた頃は車イスの生徒や障害を持った生徒も普通に同じ学校に通っていましたし、日本でもまず制度面はとにかく、心の隔たりはなくして行きたいと思ったんです。
具体的に行っていることとしては、今度から病院のボランティアとして子供たちをお世話するので、その方法をレクチャーして頂いたり、「わん」っていう障害児余暇活動支援サークルが子供向けに「体を動かす会」を開くのでそこに参加させてもらう予定です。
他にも、障害を持ったお子さんがいるご両親方が書いたブログがいろいろあって、だいぶ赤裸々に語っていらっしゃるのでそちらで障害や子育ての実態を学んでいるところです。

―なるほど、しっかり動かれているんですね。では、他の候補者の印象は?

神岡舞さん→ブログの更新も努力してるし、真面目に取り組んでる。バンドもやっていて自分の世界を持っている子ですね。
佐々奈津実さん→私が男だったら彼女が一番タイプかな。当たり障りがない良い子。人の話をしっかり聞いてくれるし、私の持ってない良い部分をたくさん持ってます。
赤松麻里菜さん→自己主張もするし、良くも悪くも素直。喋りやすくて私は大好きです。
坂庭美香さん→見た目は真面目でしっかりしてるけど、実は抜けてるのかな?(笑)時が自然と流れていく子だと思う(笑)。 11

―最後に自分自身を分析して下さい。

短所は片づけができないことですね。
片づけが出来ないと心の乱れに通じて、気持ちの浮き沈みが激しくなる気がします。
あと、究極のさびしがりやだし、候補者の中では一番ガキかな。

―本日はどうもありがとうございました。

ジャーナルアンケート

1.趣味は?休日の過ごし方は?
休日は絶対出かけます。なにかしら予定をつくってできるだけたくさんのことをしたい方です。2010年はサッカー観戦にはまってました。2011年は野球かなぁ笑

2.普段読む雑誌を教えてください。好きな理由も合わせて教えてください。
ar 写真がすごくきれいだから

3.自分にとって最も贅沢な時間・ことは?
父がテレビ見てて、ママが料理してて、私が勉強してる時間。

4.今までで最も嬉しかったことは?
毎日嬉しいことありすぎてわかりません(^^)

5.今までで最もチャレンジングなことは?
と聞かれるとそんなにチャレンジしてこなかったかも

6.今までで最も頑張ったことは?
2年間の語学留学

7.一番自慢したい事を教えてください。
素晴らしい仲間がいっぱいいます。

8.自分の大好きな/自慢したい部分・特技を教えてください。
誰とでも仲良くなれるところ。

9.自分はどういう人か教えてください。
みんなのジェニファーです。

10.今までの大学生活は100点中何点?
10点

11.その理由は?
10パーセントくらいしか頑張ってないから。

12.これからの大学生活をどのように過ごしたいですか?
たくさん旅行してたくさん遊んでもっと見識を広げたいです。

13.これからの人生で何を成し遂げていきたいですか?
なにか をなしとげたいですね。
5

【松本ジェニファー茉侑】

Blog:http://www.campusnavi.com/jennifermatsumoto/

Twitter:http://twitter.com/m_jennifer_

【Keio Venus Award】

http://keio-venus-award.com/

取材:井川裕太、川島碧