イベント # [10/11/20]

【イベント】自然科学研究教育センター「美を科学する~感性認知学の視座~」

美を捉える感性は多分に抽象性を帯びているが、そうした感性を実証的に研究する学問が、本講演の主題である感性認知学だ。今回は九州大学大学院教授の三浦佳世氏が、心のはたらきを明らかにする感性認知学の見地を、浮世絵等に見られる美を切り口として紹介する。
三浦氏によると、浮世絵の美人画では斜視や引目といった視線方向を曖昧にする表現によって、人物の魅力が引き出されるという。浮世絵ではまた、登場人物の視線を時に同じ方向へ向けることで、心が通い合う様を表現しているとも指摘する。
視線は見る者の注意を反射的に引き、高速にその方向が読み取られ、対象との関係性が解釈され、感情が誘発される特徴を持つ。視線という曖昧な情報に基づき、瞬時に鋭敏な判断が下される点は感性判断と共通しているため、こうした知覚と感性との関連を考える上でも、本講演で扱う感性認知学が大きな役割を果たすことであろう。
【詳細】
日時: 2010年12月03日 ( 金 ) 18:15~19:45
会場: 慶應義塾大学 来往舎 シンポジウムスペース
主催: 慶應義塾大学 自然科学研究教育センター
内容: 「美を科学する~感性認知学の視座~」
講師: 三浦 佳世 氏
九州大学大学院 人間環境学研究院・教授
参加費: 無料 ( 学生の参加歓迎 )
参照URL
慶應義塾大学自然科学研究教育センター
http://www.sci.keio.ac.jp/news/detail.php?eid=00026

取材: