ミス慶應05候補・稲葉さん
Entry No.1
法学部政治学科3年
稲葉友希さん

◆特集 - ミス慶應コンテスト2005
候補者インタビュー

取材の間中、「そうやんなぁ〜」と大阪弁で相槌を打ちながら、常に笑いが絶えなかった稲葉さん。時には自分突っ込みも交えて、ざっくばらんに語る姿は本当に楽しそう。記事を書いていて、全ての文末に「(笑)」をつけたくなった程だ。「ちょっと変わった子とよく言われる」と話すその笑顔は、会う人全てを元気にしてくれる魅力に溢れていた。

■ミス慶應コンテスト'05 稲葉友希さんのBlog http://blog.duogate.jp/misskeio05inaba/

■ミス仲間との出会い。そして、見知らぬ人とも・・・?!

―まず、ミスコンに出ることになったきっかけについて教えて下さい。
オリエンテーションの時にサークルの勧誘をしていたら広告研究会の方に声をかけていただいて、ビックリしました(笑)。悩んだ面もあるけど、これも何かのチャンスかと思って、自分を磨けるかなと思って、やることにしました。

―誰かに相談などはしたんですか?
周りに相談はしなかったけど、お母さんとか家族の人が後押ししてくれて。やるならやってみれば、と家族は応援してくれました。

―実際にミスコン候補者になってみて、どうですか?
楽しい!(笑)ミス仲間のみんなと仲良くなれるし、人のつながりが増えるので、いろんな人と出会えるのは素敵かなと思います。ブログを書いているので、まだ会った事のない人たちがコメントくれたりするんですよ。今度大学で会ったら声かけますとかね。そういうので出会えるのが楽しいと思う。雑誌の取材で編集者の方の仕事面の話や就職の話が聞けたりするのは、いい経験。

―では、逆に大変な面はありますか?
ミスコン自体は大変じゃなくてすごく楽しいけど、クラブで劇をやっているので、美を保つのがいっぱいいっぱい(笑)毎日お化粧もしないで素っぴんで行っているので。ミスコンとクラブの両立が、楽しいけど大変です。日吉で9時くらいに見かけたら、ひどい顔してますよ(笑)

■電車でおじさんのおなかを観察する理由は・・・
―三ヶ月かけて、みんなで創り上げる劇―

―学生生活で力を入れていることは何ですか?
英語会でやっている劇です。夏休みから11月にかけては劇作りの期間で、三ヶ月集中してやるんです。別所哲也さんや中村雅俊さんがここから俳優になっているんですよ。伝統があるから引き継いでいる感じです。劇は毎年なので、毎年やっているうちに愛着がわきますね。毎日、日吉の塾生会館で終電まで練習してます。衣装作りと舞台メイクのプロデューサーを担当していて、裏方なんです。

―英語会に入った目的は何ですか?
英語会には、劇じゃなくて英語をやりたいと思って入ったんです。英語は好きだったけど、話せなくて。話せないから、やりたいと思った。最初から劇では衣装をやりたいと思ってたんですよ。

―衣装やメイクをやりたかったのは、何故ですか?
衣装やメイクをやりたいと思ったのは、ファッションに興味があったから。ほんとに興味本位だったけど、調べていくうちに、映画などでどうしてこの服を着ているのかとか、こういう色使いだと信憑性が出てくるとか考えるのが楽しくて。それがミスコンに生きてるかはわからないけど(笑)でもこういう服着てたら、こういう性格なのかなとかわかりますね。衣装担当やメイク担当になってから、そういう観点で映画を観るようになって、それからはわかるようになってきました。メイクも、アメリカ人とユダヤ人の違いとか、顔の違いもメイクで表現するんですよ。電車の中でも、おじさんのおなかの出方を研究しちゃったり(笑)人間観察が得意になったかな。

―劇はどちらで公演するんですか?
劇は三田祭ではやらないけど、埼玉の志木で大きいところを借りてやるんです。(*)

―英語会をやっていて、楽しいと思うことは何ですか?
そうですね、人数が多いので、人とのつながりがおもしろいよね。全部で150人か200人くらいいるんですよ。人見知りしないで、誰とでも話しちゃうので楽しいです。電車の中で知らない人と話しちゃったりするくらいなので、危ないですね(笑)


(*) この劇は取材が行われた後、11月13日に既に上演されている。

■韓流については任せて

―ゼミには所属していますか?
メディアコムのゼミだけに所属しています。発表があるので、結構大変です。日吉との行き来なのでやる時間がなくて迷惑かけちゃってるかな・・・。でもメディコムは企業回りとかさせてもらえて、楽しいです。菅谷ゼミという研究会に入っていて、今年の研究分野は東アジア、今は韓流について研究しています。

■3歳から包丁を持たされた成果はここに

―英語会以外に、他に力入れているものはありますか?
料理かなぁ?うまいわけじゃなくて、お父さんと一緒に住んでいるから、作ってあげたいなぁっていうのがあって。お父さんとの2人暮らしは大学2年生のときからです。
お母さんが料理好きだったから、3歳から包丁持たされてたんですよ!危ないやろみたいなねぇ(笑)小学校の頃から料理は作ってましたね。

―得意料理を教えて下さい!
和・洋・中だったら、得意なのは和かな。醤油と味醂を入れたら何とかなるかな。一番の得意料理は、冷奴!!(笑)というのは冗談で、煮物系です。朝ごはんはお父さんの分も作ってますね。夕飯は今は作れてなくて、お父さんが作ってくれています。早く劇が終わって、作ってあげたいです。英語会以外かぁ・・・昔はソフトボールやってました。これでもピッチャーなんですよ!?


■素のわたしを見てほしい

―ブログの更新はどうですか?
見てくれている人がいるから、がんばろうって思います。ブログは今回初めて挑戦しました。ブログなんて書かないって思っていたけど、はまっちゃった!毎日何か見つけようって思って行動するのが楽しくなって。一日が楽しくなるんですよ、今日のコンセプトはこれやな、て(笑)

―ブログで工夫していることはありますか?
うーん、写真はとりあえず載せようってことかな。あとは、わたしの素が出るようにってこと。顔写真なんかじゃ性格なんてわからないから、わたしのそのままの性格をブログでわかってほしいなって思って。飾って書いて、素のわたしとのギャップが出来てしまったらいややん?

―ミスコンが終わったら、やってみたいことはありますか?
就活をまずこなして、旅行に行きたい!海外に行きたいです。あと、夏から劇の準備が始まって、帰ってないから、大阪に帰りたい。大阪にはお母さんと大学生の妹がいるんですよ。大阪はほんまに落ち着くんですよ、大阪っていってもまじ田舎やから。人もフランクだし、大阪人の突っ込みがほんまにうれしい。東京の突っ込みでは満たされない(笑)大阪の友達には標準語しゃべったらすごいバッシングされるんですよ、次しゃべったら、あんたおごりやって(笑)海外で行きたいところは、タイとかフィリピンとかのアジアかな。学生で丈夫なうちに変わった料理を食べたい(笑)

■これからの未来に向かって

―どんな劇にしたいですか?意気込みを聞かせてください。
人を感動させられる劇かな。この劇は家族の絆が壊れて、それを見つけていく、っていうジャズの話なので、愛に気付いた瞬間にほろりと感動できるんじゃないかなと思います。衣装メイクのこだわりは、ジャズの時代感を出すことと、女の子のウェディングドレスかな。ドレスも二年生中心に手作りなんですよ。ジャズの時代感は、その時代を研究して、ネクタイやスーツに凝ったりしています。

―将来の夢、目標を聞かせてください!
まず、絶対やりたいのは、周りの人を元気にしてあげられる仕事がしたい。恥ずかしながら、アナウンサーを目指しています。朝のニュースで、「いってらっしゃい!」系がいいな。
自分が元気な方だから、その元気さを生かしたいと思う。それと「世界不思議発見」(TBS)のミステリーハンターになって、虫食べてみたい!たまにえげつないのもあるけど、それもオッケーです(笑)

―目標のために努力していることはありますか?
関西弁と関東弁の違いを研究しようと思って、日本語のアクセント辞典で勉強しています。最近は正しい日本語を使おうかなぁと思って。あとは、無料のアナウンサー講習に受かって、それに通っています。面接もあったんですけど、その時はおもしろ系で挑戦しました。9ヶ月なのでミスコンの時期と重なっていて、結構忙しいですが、暇より忙しいのが好きかも!

―最後に塾生に一言、お願いします!
一風変わった子かもですが、気軽に声かけてください!ってこれじゃだめかぁ(笑)
いきなり話しかけられても平気なので、お友達になりましょう!楽しんで素のままでやります!