■ミスター慶應コンテスト2006 エントリーナンバー3
榎並大二郎さん(法学部政治学科3年)

 皆さんは見ただろうか、ミスター慶應のオフィシャルサイトを。知っているだろうか、オフィシャルサイトTOPで一人、学ランを身に纏った男がいることを。そしてもう見ただろうか、“あの”鍛え上げられた肉体を。斑でない、美しく日焼けしたその身体は太陽と海の賜物。見上げる先に優しく映るのは、鍛えられた身体とは対照的なほどの甘いマスク。

 彼の名は榎並大二郎。上に述べたのは彼を形容するほんの一の言葉たちに過ぎない。何故彼は体育会に入ったのだろうか。彼は普段どんな生活をしているのだろうか。そして彼はどんな女性が好きなのだろうか。端的な彼の言葉の節々に、榎並大二郎を表すインプリケーションが隠されていた。

榎並大二郎さんのブログ
http://blog.livedoor.jp/enamidaijirou/?blog_id=1921961


■体育会の水泳部に所属しています!

―ミスター候補の中で、唯一の体育会ですが、体育会に入った理由などがあれば教えてください。
「大学に入った当初はサークルに入っていたんですけど、やはりどこか物足りなさを感じました。自分をストイックな環境におくことで、成長出来ると思ったし、成長させたかったので、体育会に入りましたね。」

―その中でも水泳部を選んだ理由は何ですか。
「実は、中学校の時は野球をやっていたんですけど、ずっと泳げなかったので、泳げるようになりたいと思って、水泳部に入りました。今の水泳部ではプールより海で泳ぐことが多いんですけど、海だといつも景色も変るし、波も変るので、それがすごく楽しいですね。」

―プールで泳がないんですか?!
「もちろんプールでも泳ぎますけど、慶應の水泳部は、大学生としては唯一『OWS(オープンウォータースイミング)』をやっているんです。どうしても水泳はプールで泳ぐというイメージが強いんですけど、実はプールで泳がない種目もあるという事ですね。

■『OWS(オープンウォータースイミング)』を知っていますか?

―OWSという単語は初めて聞きました(笑)。もう少し詳しく聞かせてください。
「OWSは人工のプールじゃなく、自然の海で泳ぐレースのことです。北京オリンピックからは正式種目にもなって、これからどんどん注目が集まるとは思うんですけど、まだまだ知っている人が少ないので、せっかくミスター慶應の候補者になったからには、このスポーツを広めたいですね。あと、話が変りますが、OWSだけじゃなくて、遠泳もやっています。遠泳は、OWSと違ってみんなで一定のペースで泳ぐ練習をするので、みんなでやっていくという達成感があります。」

―普段、部活はどれぐらいされているんですか。
「部活は週6の朝連で、午後は筋トレをする感じで、長期休みになると葉山辺りでずっと合宿をします。」

―週6で朝一の練習は、相当ですね…。
「確かに大変でしょっちゅう辞めたくなるんですけど(笑)、頑張って練習して試合で結果を残すとやりがいを感じるので、「辛い」ということはあまりないですね。あとは、みんな朝早く起きて頑張っている自分に酔っているかもしれないです(笑)。」

―水泳部のここがいい!という所があれば教えてください。
「体育会のどこもそうかもしれないんですけど、礼儀正しくなるし、自分に厳しくなれる所ですね。やっぱ体育会はいいと思いますよ。学内で学ランを着ている人を見かけると本当頑張っているなと思います。」

 

■水泳部の主将として。


―先ほども少しお話していただいたんですけど、ミスターに出た理由も水泳部の認知度を上げたいというところからですか。
「そうですね。どちらかというと人前に出るのが得意ではないタイプなので、最初にミスター慶應の主催団体から話を聞いた時は本当にびっくりしたんですけど、人前に立つのに慣れる良いきっかけになるのかなと思って出ることを決めました。候補の中では、唯一の体育会ですし、まずは体育会の「文武両道の精神」をみなさんに伝えたいですね。筋肉だけあるわけじゃないよという(笑)。あと、水泳部で9月から主将になったので、水泳部の存在をアピールして、OWSというスポーツの楽しさを多くの人に知ってもらいたいですね。」

■家庭を大事にする人になりたい。

―将来の夢は何ですか。
「将来は仕事ばかりではなく、家庭を大事にする人になりたいです。職業もそれを考えて、割と自由に時間の取れる仕事を選びたいですね。」

―最後に、好きな女性のタイプを教えてください(笑)。
「普段、部活が忙しくて中々会えないので、それを理解してくれる人がいいですね。あと、二人でダラダラしてしまうと、長続きできないと思うので、何かを頑張っている人です。」

 
どうかわかって欲しい。こんなにも美しい肉体と、凛々しく、そしてどこか甘い笑顔。しかし、榎並大二郎はそれだけでは表現できないということを。『自分をストイックな環境におくことで成長』する彼から伝わってくる、自分に対する厳しさと何事にも真摯に取り組む姿勢。今彼は本当に水泳を愛し、体育会であるとこを誇り、主将として日々精進しているようである。

そんな彼から垣間見えた意外な一面 ―『仕事ばかりでなく家庭も大事にしたい』―

学業に加えて週に6回、早起きをして練習に励む彼からこんな言葉を聞く。これなら忙しさを理解してくれる女性が好きだというのも納得がいってしまう。凛としていながらも思慮深い彼の魅力が、今後どのように深まっていくのかとても楽しみである。

≪関連リンク≫
■慶應義塾体育会 水泳部葉山部門
http://www.keio-hayama.com/univ/



取材 鄭有眞・瀧宮遥子・真崎友海



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